一級建築士試験 当日の昼休みの過ごし方|法規前の30分で合否が変わる

一級建築士試験当日昼休みの過ごし方アイキャッチ画像

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今すぐやること(昼休み前に確認)

  • 昼食は消化の良いもの・腹八分目に抑える
  • 午前の答え合わせは絶対しない(SNSも見ない)
  • 法令集チェック時間(12:10〜12:40)に気持ちを切り替える
  • 法規の解答順序を頭で確認してから試験に臨む

はじめに|午前の試験が終わった瞬間、脳が真っ白になる

「計画の問1から全然わからなかった」「構造で時間を使いすぎた」――午前の試験が終わって席を立つとき、そんな後悔と不安が頭の中をぐるぐる回った経験はありませんか?

一級建築士試験の午前(学科I〜III:計画・環境設備・法規←いや、午前は計画・環境設備・構造)と午後(法規・施工)の間には、昼休みが1時間15分ほどあります。しかしこの時間、多くの受験生が「なんとなく過ごして」しまいます。

実はこの昼休みの使い方が、午後の法規の出来を大きく左右します。法規は試験科目の中でも特に「準備した状態で臨めるか」が得点に直結する科目。昼休みに正しい過ごし方をするだけで、法規が安定して点数を稼げる科目に変わります。

この記事では、試験当日の昼休みにやるべきこと・やってはいけないことを具体的な時間割とともに解説します。

昼休みの時間割|11:40終了→12:55法規開始

まず一級建築士試験の午前・午後のスケジュールを確認しておきましょう(公益財団法人建築技術教育普及センターの試験要領より)。

時間 内容
9:15〜11:45 午前の試験(学科I〜III:計画・環境設備・構造)
11:45〜12:10 休憩(昼食・移動)
12:10〜12:40 法令集の確認(試験監督が点検)
12:40〜12:55 着席・準備
12:55〜14:55 学科IV(法規)120分

※年度・試験会場によって多少異なります。当日配布のスケジュール表で必ず確認してください。

この時間割を見ると、実質的に昼食に使える時間は11:45〜12:10の25分間だけです。意外と短い。しかも12:10からは法令集チェックが始まり、法令集を試験監督に確認してもらう30分が待っています。

この流れを事前に把握しているかどうかで、当日の行動がまったく変わります。

昼休みにやるべき5つのこと

1. 軽い昼食(消化の良いもの・腹八分目)

昼食は必ず食べてください。午後の試験は14:55まで約2時間。空腹のまま臨むと集中力が落ちます。ただし食べすぎは絶対NGです。

満腹になると血液が消化器官に集中し、脳への血流が一時的に低下します。「食後の眠気」は生理現象ですが、試験中に眠気が来るのは致命的です。

昼食のポイント

  • おすすめ:おにぎり1〜2個、サンドイッチ、バナナ+ゼリー飲料
  • 避けるべき:ラーメン・カツ丼などのこってり系、食べ放題、コンビニ弁当を大量に
  • 前日に準備しておくと当日慌てない
  • 試験会場近くのコンビニは混雑する。移動時間も計算に入れること

2. 法令集のインデックス最終確認

昼食後の数分間を使って、法令集のインデックスを流し見します。ただしこれは「確認」であって「勉強」ではありません。

目的は法令集の物理的な感触を取り戻すことです。午前中は法令集を使わずに試験を受けています。久しぶりに手に取ることで、「あ、建基令の20条はこのあたり」という感覚が戻ります。

インデックス確認のポイント

  • 建築基準法・施行令の主要インデックスに目を通す(2〜3分で十分)
  • 自分が貼ったインデックスシールの色・位置を確認
  • 「引けるかどうか心配な条文」を1〜2箇所だけ引いてみる
  • 深く読み込まない。あくまで「感触を取り戻す」程度

3. 午前の答え合わせは絶対しない

これが最重要です。午前の試験の答え合わせは絶対にしてはいけません。

なぜかというと、答え合わせをして「やっぱり間違えてた」となった場合、そのネガティブな感情が午後の試験まで引きずられるからです。逆に「全部合ってた!」としても、その興奮が集中力を乱します。

午前の試験はすでに終わっています。今からどれだけ後悔しても、点数は変わりません。あなたがコントロールできるのは、これから始まる法規の120分だけです。

午前の答え合わせをしてはいけない理由

  • 不正解が判明するとモチベーションが急落する
  • 「あの問題さえ合ってれば…」という後悔で頭がいっぱいになる
  • 感情的な状態で法規に臨むと、条文を読み飛かしたり焦ったりする
  • 正解でも「本当に正しいのか?」と余計な不安が生まれる

4. 深呼吸・軽いストレッチ

午前中は2時間半、緊張した状態で座り続けています。肩・首・背中がガチガチになっているはずです。昼休みのうちに体をほぐしておくと、午後の集中力が変わります。

トイレに行くついでに廊下を少し歩くだけでも効果があります。可能であれば、外の空気を吸いに出てください。脳に酸素が届き、頭がスッキリします。

おすすめのリセット方法

  • 鼻から4秒吸って、口から8秒かけてゆっくり吐く(腹式呼吸)を3回
  • 首を左右にゆっくり回す(各10秒)
  • 肩を後ろに回してほぐす
  • 廊下を軽く歩く(5分程度)

5. 法規の解答順序を頭の中で確認

法規は30問を120分で解きます。1問4分のペースですが、条文を引く問題は時間がかかります。

事前に「どの順番で解くか」を決めておくことが重要です。昼休みのうちに頭の中でシミュレーションしておきましょう。

解答順序の考え方

  • 得意分野から解くパターン:自信のある分野で早めに点数を確保し、心理的余裕を作る
  • 問1から順番に解くパターン:問題の難易度が読めないが、飛ばし忘れのリスクが低い
  • どちらが正解ということはない。自分が練習でうまくいったパターンを当日も踏襲する
  • 「時間が足りなくなったら捨てる問題ジャンル」を1つ決めておく

昼休みにやってはいけない3つのこと

1. SNSで答え合わせをする

X(旧Twitter)では試験終了後すぐに「#一級建築士」のハッシュタグで答え合わせが始まります。気持ちはわかりますが、絶対に見てはいけません。

SNSの情報は確認されていない速報です。誰かの「これ③だよね?」というツイートが正しいとは限りません。もし自分の答えと違ったとき、その不安を抱えたまま法規を受けることになります。

スマホは昼食中だけ使用可能とし、12:00以降はポケットにしまってください。

2. 新しい知識をインプットしようとする

「法規の苦手な条文を今から確認しておこう」という気持ちはわかります。でも、それは逆効果です。

昼休みに新しい知識を詰め込もうとしても、緊張した状態では定着しません。むしろ「あれ、これどっちだったっけ?」と余計な混乱を生む可能性があります。

昼休みは「インプット」ではなく「コンディション調整」の時間です。新しいことを覚えようとするのではなく、今まで積み上げてきたものを最大限発揮できる状態を作ることに集中してください。

3. 他の受験生との会話(焦りが伝染する)

試験会場では周りも受験生です。休憩時間に隣の人と話したり、知り合いと意見交換したりしたくなる気持ちはわかります。でも答え合わせや試験の話題は避けてください。

「あの問題、絶対2じゃないと思うけど、みんなどう答えた?」という会話が始まると、自分の答えへの不安が一気に増幅します。焦りは伝染します。

もし知り合いと会っても、「とりあえず午後も頑張ろう」という言葉だけ交わして、あとは一人の時間を過ごすことをおすすめします。

法令集チェック時間(12:10〜12:40)の正しい使い方

試験監督が法令集を確認する30分

12:10になると試験監督が各自の法令集を回収し、書き込みが規定内かどうかを確認します。この確認が終わるまでの30分間は、法令集を手元に持てない時間です。

この時間をどう使うか、多くの受験生が悩みます。

法令集チェック中(12:10〜12:40)の推奨行動

  • 目を閉じてリラックスする:脳を意図的に休ませる時間にする
  • 水分補給:法規は120分の長丁場。試験中は飲める機会が限られる
  • 「法規で取る点数目標」を頭で確認:例「30問中20問正解でOK」など
  • 深呼吸で緊張を緩和:焦りが高まっているならここで呼吸を整える

この時間に気持ちを切り替える

12:10〜12:40は「午前が終わり、午後が始まる」境界線の時間です。この30分を気持ちの切り替えに使ってください。

午前中に何があったとしても、今から始まる法規の120分がすべてです。「午前の自分」をリセットして、「法規に集中する自分」に切り替える。これが法規前の最後の準備です。

具体的には、次のような「切り替えワード」を心の中で唱えると効果的です。

  • 「午前は終わった。今から法規だけに集中する」
  • 「法令集は練習通りに引ける。落ち着いて読めば必ず引ける」
  • 「1問ずつ丁寧に解けばいい。焦る必要はない」

自己暗示に聞こえるかもしれませんが、緊張した状態で試験に臨むのと、落ち着いた状態で臨むのとでは、条文を読む速度・正確さが変わります。実際に試して損はありません。

まとめ|昼休みの30分が法規の点数を決める

一級建築士試験の昼休みで大切なのは、「何かを詰め込む」のではなく「最高のコンディションで法規に臨む」ことです。

昼休みのまとめ

やるべきこと

  • 軽い昼食(腹八分目・消化の良いもの)
  • 法令集インデックスを軽く確認(2〜3分)
  • 深呼吸・軽いストレッチでリセット
  • 法規の解答順序を頭の中で確認
  • 12:10〜は目を閉じて気持ちを切り替える

やってはいけないこと

  • 午前の答え合わせ(SNS含む)
  • 新しい知識のインプット
  • 受験生同士での答え合わせ・試験の話

試験当日は誰でも緊張します。でも、昼休みの使い方を事前に決めておくだけで、その緊張を「良いコンディション」に変えることができます。

今日からでも、試験当日の昼休みのシミュレーションをしておきましょう。模試の昼休みに実践してみるのが最も効果的です。

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